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マッターホルン:スイス (概要)

天空に向かい、角を突き立ているような尖った山と言えば?

多くの人たちが思い浮かべるのはアルプスのマッターホルンだと思います。

世界でも屈指の知名度を誇るこの山は、見る人に強烈な印象を与えます。

 

事実、私も小学生低学年の頃に愛読していた小学館の山の図鑑「生きている大地」でマッターホルンを知って以来、いつかは実物を見てみたいとあこがれ続けてきました。

 

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このマッターホルンの特徴的な形状は氷河による浸食によって作り出されたもので、昔マッターホルンよりもさらに高くまで覆っていた氷河の作品だそうです。

 

ちなみに、マッターホルンアルプス山脈に属し、標高は4,478mもあります。

この山が際立った印象を与えるのは形状によるものですが、他にも大きな特徴として単独峰であるという事も挙げられます。

このことから、実際の標高よりも高いイメージを与え、近くにあるマッターホルンよりも標高の高いモンテローザのような山があるにも関わらず、地元の人たちは長い間マッターホルンがアルプスの最高峰だと信じていたと伝えられています。

 

では、マッターホルンの位置について。

マッターホルンはスイスとイタリアの国境に位置しています。

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国境にまたがっていますが、マッターホルンの急峻な姿はスイス側からの眺めです。

イタリア側から見るマッターホルンは、全くイメージの違う姿だそうです。

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この名峰の観光拠点として一般的なのはツェルマットです。

 注)ツェルマットは自動車の乗り入れが禁止されており、車でのアクセスの場合は

   テッシュという駅に駐車して電車でアクセスする必要があります

 

このツェルマットに宿を取り、拠点としていくつかあるマッターホルン展望台を巡るのが王道の楽しみ方です。

この記事では、マッターホルンの有名な展望台を3つご紹介します。

 

1)ゴルナグラート展望台

ツェルマットで最も人気のある展望台で、ツェルマット駅からゴルナグラート鉄道の列車で30分強登ったところにあります。

この登山電車は2本のレールに加えて真ん中にラックレールが敷かれており、この展望台がいかに急な登坂の先にあるのかが分かります。

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ゴルナグラート展望台から見る事の出来るマッターホルンの姿です。

見慣れたマッターホルンとは、多少姿が違うと感じると思います。

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2)スネガ展望台

ツェルマット駅から地下を走るケーブルカーでわずか3分で行く事の出来る展望台。

この展望台から見るマッターホルンは、見る角度の関係でとてもスリムです。

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3)グレッシャーパラダイス

標高3,883mという高度にある展望台。

富士山の山頂である3,776mよりも100m以上高く、ヨーロッパでもっとも高い展望台としても有名です。

この展望台から見るマッターホルンの姿は、イメージとずいぶん違うと思います。

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ほとんどの方はツェルマットに宿泊して、展望台巡りのパターンだと思うのですが、私の個人的な意見としては、ツェルマットから見上げるマッターホルンが最も整った形状でキレイだと思います。

特に晴れた早朝に見られるマッターホルンの朝焼けは、言葉を失うほど神秘的です。

天候等の運にもよりますが、条件が整っているなら絶対に見ておいて損はありません。

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この写真は宿泊したホテルのバルコニーから撮影したものです。

ツェルマットにはマッターホルンの朝焼けを見るために日本人が集まり、地元の人たちから日本橋と呼ばれているスポットがあります。

お祭り好きな方は、ビューイングに参加するのも良いと思いますが、私はマッターホルンビューの整ったホテルに宿泊することをおススメします。

特に女性は身支度等の関係で、部屋から見られるのは圧倒的なアドバンテージがあります。

 

ちなみにそれぞれの展望台に行く為には、鉄道やロープウェーの利用が必要です。

それぞれ必要な際にチケットを購入しても良いのですが、都度の購入は時間のロスにつながりますし、なんといってもコストが大きくかかってしまいます。

 

それぞれを単独で購入した場合、2020年の夏料金ではゴルナグラート鉄道 118CHF、グレッシャーパラダイスまでのロープウェー 115CHF、スネガまでのケーブルカー 24CHFの合計257CHFもかかってしまいます。

これらのロスを防ぐ方法として、ツェルマットピークパスというものがあります。

ツェルマットピークパスの公式HP

これらの1日乗り放題フリーパス券が、ピークシーズンでも202CHFで購入できるので、一考の価値があると思います。

ちなみに私はこのピークパスをオンラインではなく現地で購入し、利用しました。

(ツェルマットには3日滞在したのですが、天気が不安だったので当日購入を選択)

テッシュ駅にレンタカーを駐車してアクセスしたので、テッシュ⇔ツェルマットへのアクセスを含めてパスの適用になり、各展望台をお得に周る事ができました。

 

この辺りは後日、行き方編で詳しく説明しようと思います。

 

皆さんにも、マッターホルンの端正で整ったルックスを、ぜひ自分の目で見て感動してほしいと思います。

 

ポイント

 ・マッターホルンを見るには、スイスのツェルマットが一般的

 ・ツェルマットには車で行くことが出来ない

 ・車でアクセスの場合、テッシュという町に駐車して電車でアクセスするしかない

 ・ツェルマットのマッターホルンビューの部屋に宿泊するのがおススメ

 ・朝方のマッターホルンの朝焼けは必見

 ・展望台は有名な場所だけでも3か所ある

 ・展望台によって、マッターホルンの見え方は大きく違うので全て見るのをおススメ

 ・時間とコストの節約面からツェルマットピークパスの利用も一考の価値あり

 

私の体験が、 少しでも役に立てたならうれしいです。

キレイな景色を楽しみましょう♪