マッターホルン: スイス (行き方)
天を突くような鋭い角型で強い印象を与えるマッターホルン。
世界中でも屈指の知名度と人気を誇る名峰を実際に見るために、どうやって行けばよいのか?
行き方を書いていきたいと思います。
実際にツェルマットへ行き、マッターホルンを目にすれば、苦労してでも見に行く価値がある事を実感出来ると思います。
まず、マッターホルンを見るための観光の拠点となるツェルマットへのアクセス、そして代表的な3か所の展望台への行き方、最後にホテルについてご紹介します。
マッターホルンを見る事を目的とする場合、ツェルマットに宿泊して1~3泊して展望台巡りをするのが一般的です。
その滞在の拠点となるツェルマットは環境保護のため、観光客による車の乗り入れは禁止されています。
したがって、車でのアクセスとなる場合、ツェルマットの一つ手前のテッシュ駅前の駐車場に車を止め、シャトル列車で向かう必要があります。
テッシュ駅前駐車場は1泊15.5CHF、シャトル列車は往復16.4CHFです。(2020年6月)
私はこの駅でツェルマットピークパスを購入しました。
ピークパスはツェルマットへのアクセスの他、主要な3展望台への登山鉄道やロープウェー、村内バスが乗り放題になるチケットです。
私は時間とコストの節約の面から購入しました。
テッシュ駅はコンパクトですが、とても近代的できれいです。
20分毎に運航されているシャトル列車でツェルマットに向かいます。
所要時間10分程度でツェルマット駅に到着します。
駅前の繁華街はとても賑やか!
まずはツェルマットの村内の主要施設の位置関係です。
街は南北に約2km、東西に約400m広がっており、南北に細長い形をしています。
ツェルマット駅はその町の北端から1/3ほどの位置にあります。
代表的な3つの展望台は、①ゴルナグラート展望台、②スネガ展望台、③グレッシャーパラダイス展望台の3つですがそれぞれの位置関係も上記で分かると思います。
③グレッシャーパラダイス展望台に向かうゴンドラ以外は駅の周辺に集中しています。
ゴルナグラート鉄道の公式HPに掲載されている地図が分かりやすいです。
では、展望台への行き方です。
まずは①ゴルナーグラート展望台
ゴルナグラート鉄道の駅は、ツェルマット駅を出て、道路の真向かいにあります。
ゴルナグラート駅のホームです。列車に乗り込み、ゴルナグラートへ向かいます。
観光列車だけあり、窓が大きくデザインされた車両です。
車内から下側をのぞき込めるようなデザインになっている事が特徴的です。
晴れている日は進行方向右側に座ると、マッターホルンを見ることが出来ます。
30分ほどでゴルナグラート駅に到着します
ゴルナグラート駅を出ると、このような景色が広がっていますので、坂の上に向かって歩きます。
坂を上ったところにある建物の屋上テラスが展望台になっています。
ここからのマッターホルンの眺めは最高です♪
ゴルナグラート展望台は、最も人気の展望台で昼前からは大混雑する事と、午前中は山全体が太陽に明るく照らされた姿を見ることが出来る事から、私は午前中の早い時間帯に訪れる事をおススメします。
次に②スネガ展望台への行き方です
ツェルマット駅から徒歩7分。十分歩いていける距離です。
ゴルナグラート鉄道ツェルマット駅の前の道を進むと川沿いに出ます。
橋を渡ったところで左折し、100mほど進んだところに駅があります。
ケーブルカーに乗り込み、展望台に向かいます
乗車時間はわずか数分でスネガ展望台に到着します。
シャープな姿のマッターホルンを存分に楽しみましょう。
最後に③グレッシャーパラダイス展望台への行き方です。
グレッシャーパラダイス行きのロープウェー乗り場は街の南端に位置しています。
遠く感じるかもしれませんが、距離は2㎞弱で坂もほとんどありませんので、十分歩いて行ける距離だと思いますし、私も実際に歩きました。
つらく感じる方は、村内巡行電気バスに乗って移動もできます。
ゴンドラ乗り場です
ゴンドラに乗り込むと、あっという間にツェルマットから離れていきます
Furiと Trockener Stegの2か所でゴンドラを乗り換え、グレッシャーパラダイスへ。
途中、眼下に見える氷河の迫力に圧倒されます
展望台から見たマッターホルンです
同じマッターホルでも、展望台によってずいぶんとルックスが違います。
色々なマッターホルンを見くらべて、ぜひ楽しい時間を過ごしてほしいと思います。
それから、拠点となるツェルマットでの宿について少し書きたいと思います。
宿泊先選定には様々な考え方がありると思いますが、私が悩んだのは以下の2通り。
1.駅地下のアクセスのよいホテル
観光途中でも、疲れたら部屋に戻って休憩することも可能です
2.南側のマッターホルンビューの良いホテル
日中にホテルに戻らないのであれば、朝イチの景色を優先する考えかた
結局、私は朝焼けマッターホルンを部屋から見たかったので、ツェルマット南部のマッターホルンの良く見える宿を予約しました。
ホテル名:シャレーヘアビ(Ferienwohnung Herbi)
広いバルコニーから、遮るものなくマッターホルンが見えるお部屋です。
部屋もきれいでオーナーも親切な居心地の良い、おススメの施設です
Booking.comなどでしっかり吟味し、良い宿泊先を確保できることを願っています。
私の体験が、 少しでも役に立てたならうれしいです。
キレイな景色を楽しみましょう♪