車で絶景を見に行こう♪

世界中のキレイな景色を見てみたい!この情報が少しでも誰かの役に立てば!と思います

ブリトビッツェ湖群:クロアチア  (訪問録)

エメラルドグリーンに輝く大小の湖面と白い岩肌、緑の木々、白く輝く水量豊富な滝のハーモニーが絶妙の景観を作り出しているブリトビッツェ湖群国立公園。

 

ブリトビッツェ湖群とは?

どうやって行ったらよいの?

 

この記事では、実際に訪れた際の体験を写真を使ってご紹介します。

私はこのブリトビッツェ湖群に快晴時と曇天時の2度訪れた為、天候による見え方の違いなども伝える事が出来ればと思います。

 

エントランス1の入場門を抜け、最初の展望台から見える景色です。

曇天時の景色ですが、それでも絶景ぶりに圧倒されます。

f:id:Travelar01:20200606224518j:plain

 

ほんの少し角度が違いますが、晴天時の景色

f:id:Travelar01:20200607002836j:plain

こうしてみると、大きく変わってくるのは湖面の色!

どちらもそれぞれの良さがあり、甲乙付け難いです。

ルートに沿って下っていきます。

f:id:Travelar01:20200607003108j:plain

進むにつれ湖面が近づいてきて、気持ちがどんどん盛り上がります!

 

坂を下りきると、湖を横切るような木道が現れますので、ルートに沿って進みます。

f:id:Travelar01:20200607011810j:plain

 

そのまま数分進むと、ヴェリキ大滝へ向かう分岐点に差し掛かります。

各コースの行き先は左になっていますが、必見のヴェリキ大滝は右側の先にあります。

右側(進行方向まっすぐ)に進み、その先にある大滝を見おとさないようご注意下さい。

f:id:Travelar01:20200607003943p:plain

 

大滝に向かっていくと、轟音が聞こえてきます

f:id:Travelar01:20200607012229j:plain


大滝の音かな??と思ったのですが、ダム湖の先から向かって落ちる滝の音でした。

f:id:Travelar01:20200607012243j:plain

 

そのまま進んでいくと、数分でヴェリキ大滝の展望ポイントに到達します。

下から見上げる大滝は迫力満点です!

f:id:Travelar01:20200606211812j:plain

この滝を見たら、来た道を引き返して先ほどの分岐点を案内板に沿って進みます。

 

実は大滝の先にもルートが続いており、下の絶景ポイントにつながっています。

しかし、分かりにくい上に100mほどの急な登り階段の先となる為、序盤戦でかなりの時間と体力を消耗することになります。

車やタクシーで移動できる方は公園散策後に車で訪れる事をおススメします。

f:id:Travelar01:20200606213518j:plain

 絶景ポイントへの行き方(車で行く編)

 

先ほど進んだ木道を引き返してきます

f:id:Travelar01:20200607011432p:plain


分岐点を案内に沿って進むと、階段状の小さな滝が集まった景色を見られます。

マイナスイオンがたっぷり出ていそうな、気持ちの良いハイキング道です。

f:id:Travelar01:20200607012332p:plain

ちなみに、このように至る所に階段が設置されているので 、小さいお子さん連れの場合でもベビーカーやバギーはやめておいた方が無難だと思います。

 

湖畔のハイキング道は、ずっとこのような素敵な景色が続きます。

下は曇天下の散策路。

湖面の淡い色合いがなんとも幻想的な印象です。

f:id:Travelar01:20200607005250j:plain

 

そして、こちらが快晴下の景色。

湖面がシャープに輝き、曇天とは全く違う景色を見せています。

f:id:Travelar01:20200607005245j:plain

好き嫌いは個々によって違うと思いますし、優劣をつける意味は無いのですが、強いて言えば私は晴天下の景色のほうが好みです。 

 

序盤戦なので、子供達も体力が残っているのですが、ムダに行ったり来たりと走ってしまい、後半戦に向けての体力が心配です。

子供によくある事です。

f:id:Travelar01:20200607012416p:plain

 

再び湖を横切り、下湖群の中盤戦に差し掛かります。

ここで、全歩の岩壁に口を開けた洞窟から、湖を見下ろす展望ポイントがあります。

f:id:Travelar01:20200607012443j:plain

 

かなり体力を消費しますが、見られる景色は私にとっては微妙でした。

登り切った洞窟の階段を降りて、下湖群の散策路に戻っていきます。

f:id:Travelar01:20200607012506p:plain

 

この先もこのような景色の連続で、とにかくダム湖とあふれ流れる水が作り出す滝が幻想的な姿を見せてくれます

f:id:Travelar01:20200607014855p:plain

 

ちなみに、朝早く入場してもこの混雑度!

昼のピーク時間が恐ろしくなりますね。。。

f:id:Travelar01:20200607014913j:plain

 

分岐点には必ず案内板があり、ほぼ迷子になる心配はありません。

f:id:Travelar01:20200607015140p:plain

 

通路に沿って行くと広い公園のような場所に到達します。

ここが電気ボート乗り場です。

ボートの乗船料金は、1回分は入園料に含まれているので、入園チケットを見せるだけで乗船可能です。

 

まずはここでトイレ休憩をとります。

トイレはコース中に数か所設置されていますが、何時でも行ける♪というほど設置されてはいないので、早め早めに寄っておいた方が無難なのです。

なお、トイレの場所は入場チケット裏の地図に明記されていますので、しっかり事前確認をしておくことをおススメします。

 

ボートへの乗船者は、湖沿いに設置されている柵に沿って並びます。

朝早い時間帯であれば、並んでいる全員が次のボートに乗る事が出来ると思います。

f:id:Travelar01:20200607015206j:plain

  

このボートに乗って上湖群コースの起点に向かいます。

私が訪れた時は、ボートはおよそ15分毎に運航されていました。

f:id:Travelar01:20200607015644j:plain

 

快晴だと、ボート上から見る湖面は素晴らしいです!!!

f:id:Travelar01:20200606212415j:plain

 

なぜ、こんなにキレイなエメラルドグリーンに輝くの??

いつまでも眺めていたい湖の湖面です。

f:id:Travelar01:20200607015729j:plain

 

ちなみに、このボートから見る景色は天候によって雲泥の差がありました。

曇天時にボートから見た景色

f:id:Travelar01:20200607022424j:plain

 

同じく、曇天時のボートからの景色。

これしか知らなければ、特に何も思わないのですが、、、

f:id:Travelar01:20200607022440j:plain

 

ボートの終点近く。

ボート上からも、群れを成して泳ぐ魚をくっきりとみることが出来ます

f:id:Travelar01:20200607015749j:plain

 

ボートを降りました。

ここが上湖群ハイキングコースの起点ですが、あまりにも景色が良いので、しばらくここにとどまって景色を堪能していました♪

f:id:Travelar01:20200607015811p:plain

 

上湖群の景色は、下湖群と比べると一つ一つの湖のサイズが小さめです。f:id:Travelar01:20200606212455j:plain

 

湖水の透明度も下湖群よりも一段と上がり、エメラルドグリーンに色づきつつも、湖底までくっきり見ることが出来ます。

ちなみに手前の岩の部分も湖底なので、湖水の透明感が伝わると思います。

f:id:Travelar01:20200607023223j:plain

 

子供たちにとって、自然=遊び場なので、発想もこうなりますよね?

f:id:Travelar01:20200607023248p:plain

 

無数の細い滝が集まり、とてもキレイな景色を見せてくれます。

この景色を見ていて、静岡県の富士山麓にある白糸の滝を思い出しました。

f:id:Travelar01:20200607023311j:plain

 

この景色にも、とても引き込まれました。

何だかファンタジーの世界に入り込んだような、そんな錯覚をおぼえました。

f:id:Travelar01:20200606212720j:plain

 

ちなみに同じ場所で撮影した曇天時の景色。

上湖群の幻想的な雰囲気と曇り空の相性は悪くありません。

f:id:Travelar01:20200607033517j:plain

 

澄んだ湖水と木々の緑だけのシンプルな組み合わせですが、なぜか絵になります

f:id:Travelar01:20200607023330j:plain

 

この景色を見ていて、今度は知床五胡を思い出しました。

それにしてもこんな景色が延々と続き、とても気持ちが良いです!

f:id:Travelar01:20200606212544j:plain

 

そして、疲れたら自由に休憩する。

本当に気持ちが良い。

f:id:Travelar01:20200607023408p:plain

 

家族そろっての記念写真。

下の娘が、体力切れを起こしました。

序盤の体力ロスが悔やまれますが、念のため持ってきたおんぶひもが役立ちました♪

f:id:Travelar01:20200607023428p:plain

 

上湖群エリアも中盤から終盤に差し掛かってきました

上の娘は体力は大丈夫ですが、遊び相手もいなくなり「退屈!疲れた!」の連発。

f:id:Travelar01:20200607023453p:plain

 

上湖群の終盤に差し掛かるあたりから、長い登りが続きます

f:id:Travelar01:20200607023519j:plain

 

険しいショートカットを登っていく上の娘。

こういった刺激があると、子供は張り切ります。

f:id:Travelar01:20200607023623p:plain

 

上湖群エリアの最後の見どころ。

木製の橋から見下ろす、幾段にも連なる滝。

f:id:Travelar01:20200607033243p:plain

 

曇天時の同じ場所。

天気がイマイチだと観光客が少ないので、ゆっくりできるのはメリットだと思います。

f:id:Travelar01:20200607040018p:plain

 

上湖群エリアのハイキング、最後の最後に長い登りです。

f:id:Travelar01:20200607033308p:plain

 

長い登りを乗り越えると、平坦な場所に出ます。

あとはこの先にある園内バス乗り場に向かうだけです

f:id:Travelar01:20200607033333j:plain

 

園内バスを利用してステーション1に戻ります。

ステーション1とは、エントランス1までの残り1km程度の場所。

この園内バスの乗車料金もボートと同様、入園料に含まれています。

こちらはボートと違い、入園券すらチェックされることもありませんでした。。。

 

このバスでは我が家の娘に限らず、半数ほどの子供たちが寝落ちしていました(笑)

かなりの体力を消耗したところに、エアコンのきいたバスに揺られると、、、

多くの子供たちが寝てしまうのも無理はありません。。。

 

15分ほどバスに乗っていると、ステーション1に到着します。

ここから案内板に従い、1kmほどのCコース最後のハイキングです。

f:id:Travelar01:20200607035951p:plain

  

この最後の1kmほどのコースは、下湖群を崖の上から見下ろすような形で、絶景ポイントの展望台が次から次へと現れます。

なお、崖はかなり高低差があるのですが、パイプ2本だけのガードレールなので、子供たちに万が一の事が起こらないか?と、少し心配になってしまいます。

f:id:Travelar01:20200607040300p:plain

 

よくパンフレットで紹介される景色です。

木々が生い茂りすぎているせいか?水量が少ないのか??

白く輝く滝がほとんど見えません。。。 

f:id:Travelar01:20200606213129j:plain


こちらは2016年(曇天時)の写真。

この時は白い滝も、景観の中にしっかりと主張をしていました 

f:id:Travelar01:20200607034348j:plain

 

 下湖群を見下ろすように設置された、いくつも展望台からの眺めを楽しみながらエントランス1に戻ってきました。

ハイキングコースの終点で、アイス屋さんを発見!

 暑い中、たっぷりと歩いたので、ここのアイスを素通りはできませんでした・・・

f:id:Travelar01:20200607034418j:plain

 

入場門を出て、道路向かいの駐車場にあるレストラン「Lička kuća」に向かいました。

遅めの昼食として、マスのグリルをオーダー。

気持ちよさそうに泳ぐマスをたくさん見た直後だったので、少しかわいそうな気がしましたが、レモンを絞って食べてみるととてもおいしかったです。

f:id:Travelar01:20200607034433j:plain

ちなみに子供たちはスパゲッティーとピザをオーダーしていました。

こういうアラカルト的なレストランがあると、家族連れには助かります。
 

ここにご紹介したように、ブリトビッツェ湖群に2度訪れたのですが、ここは本当に素晴らしい場所だと思います。

ボートからの景色を除けば、曇天時の景色も味があり、いつ・どのような天候時に訪れても感動できることは間違いないと思います。

 

私個人としては、家族連れであってもCコースの一択。

2度も小さい子供を連れて踏破しているので、問題は無いと思います。

ただし、念のために持参した抱っこ紐を2度とも使用したという事実がありますので、無理をしないように、それぞれの状況に合わせて決めてほしいと思います。

 

その場合、上湖群と下湖群のどちらかしか立ち寄れないのであれば、どちらが好みなのかよく考えて決めて頂けたらと思います。

下湖群は確かに派手でダイナミックな景観を楽しめますが、私個人的には上湖群の繊細な景色のほうが好みだからです。

 

この記事を読んでくださった方たちが、ぜひ自分の目でブリトビッツェ湖群のキレイな景色を見て頂けたらな、と思います。

 

ポイント

 ・快晴にも曇天にもそれぞれ良さはあるが、総合的には当然快晴のほうが上

 ・ハイキングコースはいくつもあるが、私のおススメはCコース

 ・時間がなかったり体力的に8kmのCコースが厳しい場合は、AかB

 ・案内板がしっかりしているので、迷子になる心配はほとんど無い

 ・階段や不整路が多いので、ベビーカーやバギーはやめた方が無難

 ・念のため、おんぶ紐などを用意しておくといざという時に役立つ

 ・トイレは途中数か所設置されているが、地図で事前確認したほうが良い

 

私の体験が、 少しでも役に立てたならうれしいです。

キレイな景色を楽しみましょう♪